スタッフ談話

2022.4

コロナ禍で在宅時間が増える中、新規でペットを、、、

40代 男性 常勤


コロナ禍で在宅時間が増える中、新規でペットを飼い始める人が増えたそうだ。所謂、巣ごもり需要というもので、一見、微笑ましく聞こえるが、命のあり方を考えさせられる問題を孕んでいる。

以前は二十万円ほどだった犬や猫が、今や四十万円超。大枚はたいて迎えたペットを捨てる人が相次いでいるとのこと。なんとも由々しき話だ。

コロナ禍でのストレス社会、新たな家族を迎えいれれば、幸福感に満たされるかもしれない。しかし、とばっちりを受けるのが物言わぬ犬、猫でいいのか。

今回の巣ごもり需要をきっかけに、かつてのシベリアンハスキーブームを思い出してみた。今では、ほとんど見かけなくなったが、シベリアンハスキーは元々犬ぞりを引いて雪の中を何十キロと走る事ができる「強靭な犬」だ。原産国がシベリアだけあって寒さには強いが、暑さには弱い・・そんな犬である。

一体何処に行ったのか?

ブームの中、多くの人がペットとしてシベリアンハスキーを飼いだしたが、結局うまく飼育できず、たくさんのシベリアンハスキーが各地の動物愛護センターに持ち込まれたり、「捨て犬」とされたそうである。

自分の中で愛情だと思っている感情、それは真理なのか、今改めて問うてみる必要がある。